[1999.11.30]
  日本一の小売り店舗として


 ▼誰でも出品できる“フリマ感覚”のネットオークション(Impress INTERNET Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/1999/1129/auction.htm


 三越が取り扱っている商品数はいくつなんだろう。高島屋は? 西武は? 近い将来,日本一の小売り店舗は,ネット上にありそうだ。もちろん,あなたもその店員として。

 “競り”という一般の人に馴染みの薄い売買形式を身近なものにしたネットオークション。今ではオンラインショッピングの1ジャンルとしても定着している。個人でも無料で出品できるサイトもあり,フリーマーケット感覚で商品を出している人も多い。自分が出した商品にどれだけの値がつくか楽しみで何度もアクセスしてしまったり,自分にとってはまったくの不用品であるものに,以外と高い値がついたりすることもある。だが,その後の商品の受け渡しでトラブルが生じることも多い。

 先日のヤフー!ジャパンの機器トラブルは,ヤフー!オークションの人気が予想以上だったことも原因のひとつだったようだ(過去記事)。それだけ,需要は高く,瞬く間に定着していく感じ。売るのも買うのも手軽だし,入札されていく過程はゲームのような楽しさもある。実際に商品を見ているだけでも,珍しいもの,意外な高値がついているもの,入札が集まっているものと全然ないものがあって,楽しい楽しい。

 米国ではオークションサイトの本家本元であるイーベイの話題はたえない。技術者チームが売りに出されたり,人の腎臓や出生前の赤ん坊が売りに出されたりして,入札中止になるなどの事件も起きている(過去記事)。細かいトラブルが起きるのは,それだけ気軽に参加できることの裏返しだ。そして気がつけば,オークションサイトは,リアルワールド・ワイヤードの区別なく,日本でいちばん大きい小売り店舗になっていく。全員がお客さんであり,全員が店員でもあるんだからね。


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